====== Midori - よくある質問 ======
**このドキュメントは LGPL 2.1 のライセンス下で利用できます。**
これは Midori ウェブブラウザーに関するよくある質問の一覧です。どなたでもこのページを改善または拡張していただけますが、公正で、他の Xfce ユーザーにとって読みやすいものとなるよう心がけてください。
====== 初めてみましょう ======
=== "Midori" とは何ですか? 私は使ってみるべきですか? ===
Midori は軽量かつ高速であることを目指しているウェブブラウザーです。Xfce の、外部の資源を最大限に活かすという方針とも協調しています。
=== Midori はなんと発音するのですか? そしてその意味は? ===
発音はそのまんま「みどり」です。日本語の緑色にちなんで名付けられました。
=== ロゴマークの意味は? ===
どう見ても緑色の猫の足ですよね?? そして "Midori" の "M" にも似ています。その曲線が速さを強調しているはず。
=== Midori はどのプラットフォームで動作しますか? ===
Midori は基本的に非常に移植性が高く、依存するソフトウェアがサポートするすべてのプラットフォームで動作するはずです。
=== Midori はどのライセンス下で配布されますか? ===
Midori および付随するアートワークはすべて LGPL2 のライセンス下で利用可能です。
====== 一般的な問題 ======
=== モバイルバージョンで Google Mail/カレンダー/マップや Facebook が表示されない、または動作しないのはなぜですか? ===
一部のウェブサイトはあなたのブラウザーを未サポートブラウザーとして区別しているからです。Midori 0.3.5 より古い場合は「設定」>「ネットワーク」>「識別名」で "カスタム" を選び、以下を貼り付けてください。
Mozilla/5.0 (X11; Linux) AppleWebKit/531.2+ Midori/0.3
これでうまくいかない場合は識別名に "Safari" か "Firefox" を選択してみてください。その他多くのウェブサイトも同様の手段でブラウザーを検出しています。
Googleがいつの日か[[http://code.google.com/p/doctype/wiki/ArticleGoogleChromeCompatFAQ#UserAgent_Detection|自らの提言]]に従ってくれると一番なのですが。
=== "missing icons" といった警告メッセージが出ます ===
Midori で用意しているテーマアイコンは非常に限られています。例えば新しいタブやスロバーのアイコンは他に依存しています。これを解決するには、freedesktop.org 仕様に準拠した Elementary、Faenza、Buuf、あるいは GNOMEなどのアイコンテーマを使用してください。
=== Gtk レベルでの Midori の微調整 ===
あなたの使用するデスクトップアプリケーションが Gtk 設定を意識しないとか、インターフェイスが特定の機能をサポートしていないなどの場合は、~/.gtkrc-2.0 や /etc/gtk-2.0/gtkrc で設定できます:
Tango をフォールバック用アイコンテーマとして使用する場合:
gtk-icon-theme-name = "MySuperFancyTheme"
gtk-fallback-icon-theme = "Tango"
ツールバーのアイコンを小さくしたい場合:
gtk-toolbar-icon-size = GTK_ICON_SIZE_SMALL_TOOLBAR
Xfce や Elementary といった完全な DE を使用していない場合は、「設定」>「ブラウジング」>「ツールバー方式」で「小さいアイコン」を指定できます。
カーソルの下にあるメニューのホットキーの変更を許可する場合:
gtk-can-change-accels = 1
=== Midori がページを読み込む前にクラッシュします ===
それは Glib 2.16 で発生する問題です。Glib を 2.18 以降にアップグレードしてください。
=== キャッシュフォルダーを変更できますか? (例えば tmpfs に) ===
Linux および BSD では、環境変数 XDG_CACHE_HOME が設定されているとそのパスにキャッシュを保存します。デフォルトは ~/.cache です。
export XDG_CACHE_HOME=/dev/shm
これを変更すると、XDG_CACHE_HOME を参照するすべてのアプリケーションに影響しますので注意してください。
===== セキュリティ機能 =====
=== HSTS/ HTTP Strict Transport Security ===
Midori 0.4.7 以降では、自動的に Strict-Transport-Security ヘッダーをピックアップし、サイトをローカルにキャッシュします。UI は意図的に実装されていません。システム管理者はあらかじめ読み込んだキャッシュを /etc/xdg/midori/hsts に格納しておけます。
=== 証明書の扱い ===
Midori 0.4.7 では、証明書の表示および管理において [[http://git.gnome.org/browse/gcr/tree/gcr|gcr]] をサポートしています。URL バーの鍵アイコンをクリックすると詳細情報を確認できます。これより古いバージョンまたは gcr がない場合は、鍵アイコンをクリックしても証明書を確認できません。
== Error granting trust: Couldn't find a place to store the imported certificate ==
キーを保存できないか、設定が正しくありません。GNOME keyring はデフォルトでこれを行えます。Xfce では、「セッションと起動」設定の「詳細」タブで「起動時に GNOME サービスを起動する」を有効にすることをおすすめします。有効にしていない場合、スクリプトは "gnome-keyring --startup" の出力を正しく環境変数に設定しないこともあります。
== 自己署名証明書のテストケース ==
https://selfsigned.notyours.dk:444/menu.gif
===== Flash が動きません =====
=== Windows サポート ===
WebkitGTK+ 1.8.2 (Midori 0.4.7) より、Netscape プラグインがサポートされました。プラグインのインストール先は Application Data\Mozilla\plugins または、Midori フォルダーの bin\Plugins になります。例えば Flash プラグインであれば NPSWF32.dll がそこにあれば利用されます。
=== Linux、BSD、および OS X での Netscape プラグイン ===
環境変数 MOZ_PLUGIN_PATH を設定してください。以下に例を示します:
export MOZ_PLUGIN_PATH="/usr/lib/mozilla/plugins"
公式の Flash プラグインのファイル名は libflashplayer.so です。
上記コマンドを実行し、同じターミナル上で Midori を起動してください。常時この設定を有効にする場合は、~/.bash_profile や /etc/profile.d、あるいはディストリビューションが指定する場所に追加してください。
=== Flash がクラッシュします/Gtk+3 で利用できません ===
nspluginwrapper は Flash やその他 Netscape プラグインを個別のプロセスで実行するプログラムです。これを利用すれば、プラグインがクラッシュしてもブラウザー全体がクラッシュすることはありません。また、Gtk+3 上で Gtk+2 を使用する Flash を実行できます。
sudo apt-get install nspluginwrapper
sudo nspluginwrapper -i /usr/lib/flashplugin-installer/libflashplayer.so
nspluginwrapper -v -a -n -i
=== HTTPS URL が読み込まれません ===
それは Webkit の問題です。以下のように指定して Midori を起動することで回避できます:
export WEBKIT_IGNORE_SSL_ERRORS="1" midori
=== 256-bit 暗号化に対応していないんですか? ===
現在は公式にはサポートされていません。[[https://opensource.conformal.com/fluxbb/viewtopic.php?pid=1332#p1332|glib-networking で 256ビット SSL を有効にするパッチが利用可能です。]]
=== マウス中央ボタンでのスクロール/パンスクロール ===
[[http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=478418|Ubuntu フォーラムのスレッド]]を参照してください。
Bug: https://bugs.launchpad.net/webkit/+bug/871425\\
Upstream Bug: https://bugs.webkit.org/show_bug.cgi?id=50561
=== HTML5 Video が再生されません ===
そのコーデックが実装された GStreamer プラグインが必要です。
- PulseAudio を使用するなら gstreamer0.10-pulse が必要です。
- ALSA には gstreamer0.10-alsa が必要かもしれません。ディストリビューションによります。
- Theora には gstreamer0.10-base および acc を含む MPEG-4 (例: gst-plugins-faad)、gstreamer0.10-bad が必要です。WebM には vorbis (-base)、matroska (-good)、および vp8 (-bad) 用プラグインが必要です。詳細は http://www.gstreamer.net/documentation/plugins.html を参照してください。
- Youtube や Vimeo には、WebKitGTK+ 1.1.20 以降が必要です。
=== Java が動作せず、アプレットが表示されません ===
Java は WebKitGTK+ 1.1.22 からサポートされています。Sun/Oracle Javaの他 IceTea も動作することが知られています。ディストリビューションによっては設定が必要かもしれません。例えば LD_LIBRARY_PATH に libxul のパスが含まれるようにし、libnpjp2.so へのシンボリックリンクを /usr/lib/mozilla に作成するなどです。
icetea6 バージョン 1.8 以降では Midori がクラッシュします。その場合は Sun-JRE で試してください。
=== メニューバーを非表示にするには? ===
「表示」>「ツールバー」>「メニューバー」を選ぶ (チェックマークを外す) とメニューバーは表示されなくなり、ツールバーの右端にメニューを表示するアイコンが表示されます。そのアイコンをクリックするとメニューバーの代わりとなる機能メニューが表示されます。
メニューバーを表示させるには、ナビゲーションバー上で右クリックし、「メニューバー」を選択 (チェックマークをつける) してください。
Midori 0.3.2 からはメニューバーがデフォルトで非表示になりました。
=== ロケーションバーから検索するときにピリオドが使えないのはなんでですか? ===
Midori は、あなたが何かを検索しようとしているのか、または手入力でアドレスを入力しようとしているのかを判断しようとしますが、時々その判断に失敗するときもあります。
検索するときは、それが検索であると明示するために検索エンジンのトークンを使用してみてください。例えば g ほげ山ほげ蔵
と入力すると、'g' が検索で使用する検索エンジンのトークンであることを意味します。「ツール」>「検索エンジンの管理」またはロケーションバーで右クリックし、「検索エンジンの管理」を選択すると、検索エンジンとそのトークンを確認できます。
=== どうすればキャッシュを使用せずに再読み込みできるのですか? ===
Shift キーを押しながらツールバーの再読込ボタンをクリックしてください (これは Chromium、Mozilla、Opera、および Safari でも使えます)。Midori 0.3.2 からは Ctrl+Shift+R でもできるようになりました。
=== タブの固定/スティッキー/最小化はどうやるのですか? ===
タブのラベル上で右クリックし、「タブのアイコンのみ表示」を選択してください。
=== なぜ Google Llive Search が動作しないのですか? ===
「設定」の「ネットワーク」で識別名に「Firefox」を選択してください。
=== Google Docs が「キャッシュをクリアしてください」と言ってきます ===
広告ブロッカーエクステンションを使用している場合、広告フィルターの EasyPrivacy が Google Docs と衝突している可能性があります。これを購読している場合は無効にするか、広告ブロッカーそのものを無効にしてみてください。
=== Mutt で HTML メールを開くには ===
以下を ~/.mutt/mailcap か ~/.mailcap に追加してください:
text/html; midori -a '%s'; test=test -n "$DISPLAY"; nametemplate=%s.html
=== スクロールがクソ遅いウェブサイトがあります ===
- 「ツール」>「エクステンション」を選びます
- 「ユーザーアドオン」が有効でなかったら有効にします
- テキストファイル ~/.local/share/midori/styles/scrollfix.user.css を作成します
- ファイルに次のように書きます: * {-webkit-box-shadow: none !important;}
=== ファイルを開くがうまく動きません/ PDF が GIMP で開かれてしまいます ===
Midori はファイルを GIO によって開きます。そのフォールバックとして xdg-open、exo-open、あるいは gnome-open があればそれを使用します。これらはすべて freedesktop.org MIME 構成に準拠しています。これを調整するには複数のやり方があります:
- ファイルマネージャーでデフォルトで開くアプリケーションを指定する
- ~/.local/share/applications/defaults.list を編集する
- ‘xdg-mime default evince.desktop application/pdf’などのコマンドで設定する
xdg-open は GNOME、KDE、および Xfce に対応しています。LXDE については https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=26058 を参照してください。
=== magnet:, irc:, apt:, bitcoin: などをアプリケーションで開くには ===
git 2011-03-05 02:40:00 UTC および Midori 0.3.3 の時点では以下のやり方があります。
~/.local/share/applications/mimeapps.list に以下の行を追加する:
x-scheme-handler/magnet=transmission-gtk.desktop
または、以下のようなスキームが割り当てられるアプリケーションをインストールする:
MimeType=x-scheme-handler/magnet;
.desktop ファイルが不完全だと何の通知もなく起動に失敗し、それが存在してないかのように見えるので注意してください。
[[http://electrum.org/bitcoin_URIs.html|bitcoin:]] については、[[http://electrum.org/index.html|Electrum]] や [[http://multibit.org/|Multibit]] を試してみてください。
=== スペルチェック ===
スペルチェックを有効にするには、「設定」ダイアログの「振る舞い」タブで「スペルチェックを有効にする」にチェックマークをつけてください。
キー入力中にスペルミスとみなされた単語には赤い下線が表示されます。その単語の上で右クリックするとサジェッションがポップアップ表示され適切な単語があればそれを選べます。
Windows では、[[http://download.services.openoffice.org/files/contrib/dictionaries/|OpenOffice 辞書が必要です。]]チェックしたい言語の辞書の ZIP ファイルをダウンロードし、展開したファイルを Midori インストール先の share/myspell/dicts/ に格納してください。フォルダーには *.aff と *.dic ファイルが含まれている必要があります。
=== 同一生成元ポリシー (Same Origin Policy) を無効に出来ますか? Midori の設定にない Webkit の設定変更はできませんか? ===
Midori の設定ファイル (Unix の場合は ~/.config/midori/config、Windows の場合は %APPDATA%\midori\config) で [[http://webkitgtk.org/reference/webkitgtk/stable/WebKitWebSettings.html|WebKitWebSettings のすべての値を変更できます。]]例えば、ローカルファイルで同一生成元ポリシーを無効にする場合、以下を追加してください:
enable-universal-access-from-file-uris=true
=== ツールバーまたはステータスバーからプロキシサーバーを変更するには ===
- ステータスバー機能エクステンションを有効にする。
- Midori を終了する。
- フォルダーを作成する。パス: ~/.config/midori/extensions/libstatusbar-features.so/
- テキストファイルを作成する。ファイル名: config
- デフォルトセットアップとして以下を追加する:
[settings]
items=auto-load-images;enable-scripts;enable-plugins;identify-as;zoom-level
追加するボタンのタイプをセミコロンで区切って追加する:
* proxy-type プロキシサーバー
* preferred-encoding 文字セット/エンコーディング
* enable-spell-checking スペルチェック
* zoom-text-and-images テキストのみズームするか、画像もズームするか
* first-party-cookies-only ファーストパーティのCookieのみ
* site-data-rules see [[#blacklist_cookies|Cookie のブラックリスト化]]
http://webkitgtk.org/reference/webkitgtk/stable/WebKitWebSettings.html にある設定のほとんどはボタンタイプとして動作します。
====== プライバシー ======
===== Cookie のブラックリスト =====
Midori 0.4.4 の時点では隠しオプションがあり、~/.config/midori/config で以下のように設定を追加できます:
site-data-rules=-google.com,-facebook.com,!bugzilla.gnome.org,+bugs.launchpad.net
- "-" で始まる値は常にブロックされます。
- "+" で始まる値は常に受け入れられます。
- "!" で始まる値は「プライベートデータのクリア」ではクリアされません。
- ワイルドカードは使えません。
- LSO、ローカルストレージ、およびアプリケーションキャッシュはすべてのポリシーを無視します。
この機能は現在試行段階であり将来のバージョンで変更される可能性があります。
===== 広告ブロック ======
広告ブロックエクステンションを用意しており、Adblock Plus と同じフィルターリストが使用できます。URL はブロックされ読み込まれることはありません。リストの追加はエクステンションリストの「広告ブロッカー」右のオプションボタンから追加できます。
====== モード ======
===== ウェブアプリケーション =====
自身を専用のウィンドウとする 2 つの密接に関係した機能があります。それらの利用法は以下のとおりです:
* ハイパーリンク上で右クリック → 「ウェブアプリケーションとして実行する」
* ブックマークの追加または編集 → 「ウェブアプリケーションとして実行する」にチェックマークをつける
* コマンドラインで‘midori -a http://foo.bar’ と入力する
コマンドラインオプションには ‘-e Fullscreen’、‘-e Navigationbar’、あるいは ‘-e Statusbar’ なども指定できます (Midori 0.2.9 以降では、‘midori --help-execute’ で利用可能なコマンドの一覧が表示されます)
===== プライベートブラウジング =====
「ファイル」メニュー (または機能メニューボタン) → 「プライベートブラウジング」
プライベートウィンドウは別プロセスで起動され、クラッシュしても通常のブラウザーセッションに影響を与えません。Cokkie、履歴、あるいはブックマークなどのプライベートなデータは保存されません。エクステンションは読み込まれず、パネルも使用できません。
Midori 0.2.9 時点のプライベートブラウジングでは、設定、Cookie、キーボードショートカット、および検索エンジンが通常セッションから引き継がれますが、それらを変更することはありません。この挙動はコマンドラインから "-a" および "-c" オプションをつけることでエミュレートできます。
Midori 0.3.4 ではコマンドラインオプション –private でプライベートブラウジングインスタンスを、通常セッションの設定、Cookie、ショートカット、および検索エンジンを利用して起動します。ただし、それらに変更があっても保存されません。DNS プリフェッチはこのモードでは無効になり、様々なウェブサイトを移動する際リファラーはホスト名に短縮されます。
-a/–app オプション使用時にも同じオプションでプライベートブラウジングモードを利用できます。
===== ポータブルモード/ Win32 =====
Windows ビルドでは、-P/ --portable オプションによってすべてのデータは Midori フォルダー配下のの「profile」フォルダーに書き込まれます。一時ファイルやキャッシュを含むすべてはシステムをいじることなくサブフォルダーに格納されます。Midori を USB スティックなどにインストールし、さまざまなマシンで実行したい時に便利です。
===== キオスクモード =====
機能を限定するモードを用意しており、コマンドラインスイッチから利用できます。典型的な例として、全画面化、ツールバーなし、about:blank を開き、2分間操作されないとセッションをリセットする場合は以下のように指定します:
midori -i 120 -e Fullscreen -e Navigationbar -a about:blank
-e オプションで指定できるコマンドは "midori --help-execute" で確認できます。
必要であれば、"midori -c /path/to/folder" でカスタムプロファイルを作成できます (すでにそこにプロファイルがあればそれが使用され、なければその時点の設定でプロファイルが作成されます)。ショートカットエディターを利用し必要に応じてキーボードショートカットを無効にして Midori を終了します。その後キオスクモードのコマンドラインに "-c /path/to/folder" を追加します。
-b オプションで開くことのできるページを制限する場合、それらを正規表現で指定できます。正規表現にマッチしたページは開くことができません:
-b 'youtube|youporn'
否定の正規表現でホワイトリストにすることもできます:
-b '^(?!.*?(gmail|mail\.google|accounts\.google)).*'
制限されたページへのあらゆるリンクは最終的にエラーページになります。すべての画像やその他ファイルは読み込まれません。
===== Midori を常に全画面で開く =====
Midori を全画面モードで起動できる (ウィンドウサイズを記憶する) ウィンドウマネージャーを使用するか、起動コマンドに "midori -e Fullscreen" を指定します。
なにがしかの理由で他の手段が必要な場合、[[https://live.gnome.org/DevilsPie|DevilsPie]] を使用すると強制的に状態を指定できます:
~/.devilspie/midori.ds
(begin
(if
(and
(is (application_name) "Midori")
)
(begin
(maximize)
)
)
)
======= プロキシサーバー =======
ローカルプロキシを動作させることで、ウェブコンテンツを Midori に届く前に修正することができます。
That allows you to do things similar to what user scripts and user styles provide and even others that neither is suitable for.
=== Privoxy ===
Privoxy はフィルターや広告を読み込む前にブロックする独特の機能を持つ非キャッシュ型ウェブプロキシです。
http://www.privoxy.org/faq/
=== Mousehole ===
Mousehole はスクリプトの利用が可能な Ruby で書かれたプロキシサーバーです。
http://code.whytheluckystiff.net/mouseHole/
=== Polipo ===
Polipo は個人あるいは少人数のグループでの利用を想定して設計された、キャッシュ型ウェブプロキシ (ウェブキャッシュ) です。精神的には WWWOFFLE と似ていますが、実装技術では Squid の方が近いです。
http://www.pps.jussieu.fr/~jch/software/polipo/
=== SOCKS プロキシサーバーはサポートしていますか? ===
来る libSoup 2.40 で SOCKS プロキシがサポートされます。[[https://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=553269|関連するバグレポートを参照してください。]]
libSoup 2.40 以前で直接サポートされているのは HTTP プロキシサーバーのみです。Unix 上で SOCKS を使用するには、以下のように tsocks を SSH で使用します:
- 'tsocks' をインストールする
- エディターで /etc/tsocks.conf を開く
- 例えば以下のように入力する。ポートの選択は自由です:
server = 127.0.0.1
server_type = 5
server_port = 5555
- そのポート番号で SSH 接続を開始する: ssh -D localhost:5555 myhost.com
- "tsocks" 上で Midori を起動する: tsocks midori
- SOCKS 接続されているかどうかは例えば http://www.whatsmyip.org/ で確認できます。IP アドレスは SSH ホストのものとなっているはずです。SSH ログインで動作中はサスペンドしないでください。サスペンドすると動作しなくなります。
- 何らかの理由で接続に失敗する場合は、接続エラーの内容を確認してください。
====== キーボードホットキー ======
=== HJKL ===
ページのスクロールは Vim のように hjkl を利用できます。それぞれの割り当ては、以下のように h=左 j=下 k=上 l=右 となります:
k
h l
j
矢印キーでも同様にスクロールできます。
=== リンクをたどる ===
Midori では Firefox のアドオン vimperator や xxxterm が提供しているのとよく似たヒントモードを用意しており、「.」(ピリオド) を押すと有効になります (Midori 0.3.2 の時点ではヒントが表示されるのはリンクのみです)。
ヒントを有効にし、リンクの番号をキーボードから入力し、Enter を押すとその番号のリンクを現在のタブに、Ctrl+Enter を押すと新しいタブに開きます。(Ctrl+) Enter を押す前に入力した番号をキャンセルしたい場合は Esc を押します。
=== Ctrl+ (Shift+) Tab を使ったページの切り替え ===
Midori 0.3.5 からはデフォルトでサポートされています。
これより古いバージョンでは、エクステンションで「履歴リスト」を有効にすると利用できます。
=== キーボードショートカットのカスタマイズ ===
エクステンションで「ショートカット」を有効にすると、「ツール」メニュー (または機能メニュー) →「ショートカットのカスタマイズ」でキーバインドを編集できます。
=== 検索 ===
ページ内検索のデフォルトショートカットキーは以下の通りです:
* 検索: Ctrl+F、"/"、および","
* 次を検索: Ctrl+G および Enter
* 前を検索: Shift+Ctrl+G
検索バーを閉じるには:
Ctrl+F で呼び出した場合は再度 Ctrl+F を押すか ESC で閉じます。"/" または "," で呼び出した場合は、何か他の操作を行うか、検索ボックスからフォーカスを移動します。例えば、Tabキーを押す、あるいはどこか他の場所をマウスでクリックする、などです。
====== マウスジェスチャ ======
デフォルトではマウスの右ボタン押下によってマウスジェスチャが開始されます。
マウスジェスチャで使用するボタンは隠しオプションで変更可能です:
- テキストファイル ~/.config/midori/extensions/libmouse-gestures.so/config を作成する
- 以下を追加する:
[settings]
button=2
現在のリリースでのジェスチャのざっくりとした一覧は[[http://www.matthiaskruk.de/midori/mouse-gestures.pdf|計画時のマニュアル]]を参照してください。詳細は [[http://www.matthiaskruk.de/midori|MGX ウェブサイト]]を参照してください。
この他にも、システム全体でマウスジェスチャ操作を可能にするアプリケーションがあります。例:[[http://easystroke.wiki.sourceforge.net/|EasyStroke]]
====== ユーザースクリプトとスタイル ======
ユーザースクリプトは、いくつかの、またはすべてのウェブページに適用されるスクリプトで、ローカルにページへの機能の追加や変更を行います。他のブラウザーでも、Mozilla には [[http://www.greasespot.net|Greasemonkey]] が、Opera には [[http://www.opera.com/support/tutorials/userjs/|User JavaScript]] といったユーザーが利用可能なスクリプトがあります。
=== ユーザースクリプトのインストール方法 ===
まず、「ユーザーアドオン」エクステンションを有効にしてください。サイドパネルにユーザースクリプト (およびユーザースタイル) パネルが表示されます。
ユーザースクリプトを用意してください。[[http://userscripts.org/|userscripts.org]] でいくつかのスクリプトが公開されています。動かないスクリプトもありますが、多くは動作します。
Midori 0.3.0 以降であれば、ウェブページでユーザースクリプトが見つかると、それをインストールするかどうか問い合せます。
手動でインストールする場合、ユーザースクリプトファイルを **~/.local/share/midori/scripts** (なかったら作成してください) に置いてください。Midori は自動的にそれを読み込み、使用します。読み込まれたユーザースクリプトはサイドパネルのユーザースクリプトパネルで確認できます。
ユーザースクリプトのソースが表示されただけな場合は、それをテキストファイルとして保存し、ファイル名の拡張子は ".js" にしてください。
=== GreaseMonkey との互換性 ===
前述のように、Midori ではほとんどのスクリプトが動作します。Midori はスクリプトが適切なページでのみ読み込まれるように Greasemonkey の //@include// および //@exclude// メタデータをサポートしています。Midori は @require や @resource のような拡張メタデータはサポートしていないため、ユーザースクリプト内で他のスクリプトへの依存関係は正義できません ― これが問題になることはほとんどありません。Midori は [[http://wiki.greasespot.net/API_reference|Greasemonkey API]] もサポートしていません。Midori は Webkit ベースでありながら、スクリプトは Webkit との互換性がありません。Gecko/Firefox の 機能を使用する Greasemonkey スクリプトも Midori では動作しないでしょう。
=== ユーザースクリプトによる Flash のブロック ===
[[http://userscripts.org/scripts/show/45343|BlockFlash2]] をユーザースクリプトとして使用すると、すべての Flash 要素は "Play Flash" というボタンに置き換えられます。
=== ユーザースクリプトおよびスタイルによる Flash のブロック ===
[[http://rightfootin.blogspot.com/2009/04/flashblock-wannabe.html|FlashBlock WannaBe]] をユーザースクリプトとして使用すると、Flash 要素はプレースホルダーに置き換えられ、クリックすると読み込まれます。
===== ユーザースタイル =====
ユーザースタイルは、ローカルで読み込まれ、ウェブページに適用されるCSS (カスケーディングスタイルシート) です。
=== ユーザースタイルのインストール方法 ===
まず、ユーザースタイルをどこかからみつけてくるか、作成してください。[[http://userstyles.org/|userstyles.org]] でいくつかのスタイルが公開されています。多くのスタイルは作者が特定のブラウザー専用に作成しているため、Midori で動作しないかもしれません。
ユーザースタイルは **~/.local/share/midori/styles** (なかったら作成してください) 配下に置きます。Midori は自動的にそれを読み込み、使用します。読み込まれたユーザースタイルはサイドパネルのユーザースタイルパネルで確認できます。
ユーザースクリプトを自身で作成した場合は、保存するファイルの拡張子は ".css" にしてください。
=== ポインターがリンク上に来たときに URL を表示する CSS の例 ===
このユーザースタイルは、ポインターがリンク上に来たときに、対応するURLを表示する CSS です。Chromium/Chrome でポインターがリンク上に来たときにページの下に URL が表示されるのと同じです。以下をテキストファイルとして **~/.local/share/midori/styles** 配下に保存し、Midori を再起動してください。エクステンションのユーザーアドオンが有効でなかったら有効にしてください。
必要に応じてカスタマイズしてください:
a[href]:hover {
text-decoration: none !important;
}
a[href]:hover:after {
content: attr(href);
position: fixed; left: 4px; bottom: 4px;
padding: 0 6px !important;
max-width: 95%; overflow: hidden;
white-space: nowrap; text-overflow: ellipsis;
font:10pt sans-serif !important; text-shadow: 0 0 12px white;
background-color: ButtonFace !important; color: ButtonText !important;
opacity: 0.8; outline: ButtonFace solid thick;
z-index: 9999;
}