Xfce PO 日本語翻訳チーム(Xfce PO Japanese Translation Team)
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翻訳者
- Masato Hashimoto (コーディネーター/Transifex のアカウント: hashimo)
- Nobuhiro Iwamatsu (コーディネーター)
以前の翻訳者
- Daichi Kawahata
- Hirotaka Moue
翻訳作業の流れ (案)
最初にtranslationsと日本語翻訳ルールを見て必要な手続きと作業内容を確認してください。
- あなたが翻訳に着手するものを Transifex (以下、Tx) でロックしてください。Tx から作業できないもの (po ファイル以外のもの) は、XfceユーザーズJPメーリングリストで予約の告知をしてください。
- 翻訳ができたら、Tx にサブミットし、ロックを解除し、XfceユーザーズJPメーリングリストに投稿して査読依頼してください。xfce4-commitsに配信されたコミットログを転送するとか、po ファイルを添付するとかしてください。オフラインの時に査読する方もいますので、リンク先を示すだけというのは避けてください。
- 修正点が発見されたら修正して再びサブミットしてください。
Transifex 利用上の留意点
Tx に po ファイルをアップロードすると、Tx 上で以下の変更が強制的に行われます。
- Plural-Forms の指定が nplurals=1; plural=0;\n に置き換えられる (https://github.com/transifex/transifex/issues/253)
- コメントがすべて削除されてしまう (https://github.com/transifex/transifex/issues/256)
回避策はありません。
翻訳ルール
文体
基本
原文 | 訳語 | 備考 |
---|---|---|
. で終わる文章 | 「します。」調 | 句点付き敬体 |
. で終わらないもの | 「する」 調 | 句点無し常体 |
表示箇所による指針
基本より優先される。
原文 | 訳語 | 備考 |
---|---|---|
チップヘルプ | 「します。」調 | |
メニュー | 「する」/「します」はつけない | 終止形または体言止め |
メニューの説明 | 「します。」調 |
表記
指針 | 例 |
---|---|
引用符 \“…\” はそのまま使用する。 | “Could not remove \”hogehoge\“” → “\”ほげほげ\“ を削除できませんでした” |
ホットキー (ニーモニク) は英大文字に統一し、 末尾に半角カッコで囲む。 | “_Hot keys” → “ホットキー(_H)” |
英単語と日本語の前後には半角スペースを入れる。 ただし日本語約物との間には入れない。 | |
(3文字までは長音をつけ、3文字を超えるとつけない) に沿う。 カタカナ表記で末尾が長音となる英単語 (案) | |
複数の単語からなる名詞の各構成要素間のスペースは 「・」(中黒) を使用せず、詰める。 | “Web browser” → “ウェブブラウザー” “Drag and Drop” → “ドラッグアンドドロップ” |
ASCIIの記号 (&、!など) は基本的に半角ASCIIのままにする。 | |
メニューの表記は基本的にKDEの対訳表に合わせる。 ただし上記ルールが優先する。 |
カタカナ表記で末尾が長音となる英単語 (案)
末尾を長音にする単語
- 末尾が -ar、-er、あるいは -or で終わる英単語
【例外】
- 語尾の母音の直前に、強勢 (ストレス) のある別の母音がある場合、それをカタカナで表記したときは語尾の母音には長音符号を付けないで表記する。(『カタカナ表記ガイドライン第2版』)
- 例) clear (クリア)
- 従来のカタカナ表記が原音と乖離しているもの。
- 例) cursor (カーソル)
- 固有名詞
その他
- ここに書かれていない記述指針に関してはDebian JP 文書作成の指針を参考にする。
議事録
翻訳メモ - 統一したいかもという妄想
- エラーなどの通知系メッセージ → します 調、ただしGUIは「.」なしが多い、CLIは「.」付きが多い様な気がする (2008-11-05追記)
- ダイアログのタイトルが原文の段階で「します」(してください) 調と、終止形/体言止めが混在している。
- “Permission” の訳語: Xfceの既存の翻訳では「アクセス権」とされているものが多い。KDEでは「許可」または「許可情報」。Debianでは「パーミッション」。FreeBSDは対訳無し。
「全て」か「すべて」か: 「全て」はGNOME系でよく見る(ていうかこれしか見ない)。Debian指針では「すべて」。もともと常用漢字にはない読み方だったし個人的な好みでも「すべて」を推したいところでしたが、最近の常用漢字の見直し案で「全て」もアリになりそうなながれ。現状はGNOMEの「全て」に合わせてます (橋本)- GNOMEが「すべて」へ。Xfceも追随。
- CLIのヘルプ表示: する 調と します 調が不統一。アプリ自身が出さない(ほかのライブラリから呼び出す?)ところは する 調 (例: “–display=DISPLAY 使用するXのディスプレイを指定する”)。
- “unmount” の訳語: 「マウント解除」か「アンマウント」か。
- 「マウント解除」派 - これまでの Xfce 翻訳、KDE、Solaris、hp
- 「アンマウント」派 - Nautilus(Ubuntu)、FreeBSD、ITPro、ASCII、ZDNet
- メッセージ文内で、メニューやボタンなどのウィジェットを指し示すときの表記 (例: よろしければ OK ボタンをクリックしてください) → 現状は「」括り、ウィジェット名なし:
- Xfce の英語メッセージ内では特に区別されてない。(例: よろしければ OK ボタン をクリックしてください)→ ちょっと分かりにくい (メニュー/ウィジェットであることのアピールが足りない)ような気がする。
- 『Solaris日本語マニュアルの制作』では、「」で括るとされている。(例: よろしければ「OK」ボタンをクリックしてください)
- Windows の UI では [] で括るというガイドラインか慣習があった(はず)。徹底されているかどうかは不明。ただし、そのウィジェットの種類などは明記しないことがよくあるような気がする。(例: よろしければ [OK] をクリックしてください)
- MacOS X のマニュアル表記は「」括り。ウィジェット名なし。(例: よろしければ「OK」をクリックしてください)
- ダイアログなどで文字列を改行やタブで整形している場合はフォントフェイスとサイズに注意。フォントの幅で表示に差がでるためテスト時に複数のフォントで確認要。確認すべきフォントは以下のものくらい? サイズはどこもデフォルトは10pt?
- VL P Gothic : Debian, Fedora, Vine などのデフォルト。
- IPA P Gothic : OpenSUSE のデフォルト(代替フォントとして使用される)
- UmePlus P Gothic : Mandriva のデフォルト。特に注意 (ときどきやけに幅をとる)。
- さざなみ Gothic : CentOS
- Takao P Gothic : Ubuntu
参考
- アップル ヒューマンインターフェースガイドライン - 非公式和訳。原文はここ。
過去の懸案
第一回 Xfce Japanese 会議 でFixされたもの
第一回 Xfce Japanese 会議 (2008-11-04) 議事録
- \”hoge\“ → 「hoge」
- (コメント) 反対というほどのこともないのですが、「」を含む文字列を表示する場合(あんましないとは思いますが)に可読性を若干損なうことになるのではないかと思います。“ファイル「「ほげほげ」作品集.txt」がありません。” みたいな。どうでしょう? –橋本 2008-10-25 –10-28
- . で終わる文章 → します。調
- . で終わらないもの → する 調
- (コメント) 原文の段階で、例えば同じチップヘルプなのに「.」で終わったり終わらなかったり、統一されてない感があるように思います。決めるなら、日本語チームとして原文の「.」の有無でなく↓のようなシチュエーション依存の統一ルールを決めた方がよいと思います。 –橋本 2008-10-25
- メニュー → する、します、はつけない
- メニューの説明は . で終わってなくても します 調
- ホットキーは大文字で
- 英単語の前後は半角スペースを入れる
- チップヘルプは基本 します 調で
- カタカナの末尾の長音はJIS記述ルール(3文字ルール)か内閣告示ルール(MSが部分的に採用)かどっちに統一すべきか? (個人的にはJIS記述ルールの方が好き、というかもう癖になってる)
- 連語(?)のスペースは「・」に置き換えるか否か(例:「Web Browser」→「ウェブブラウザ」 or 「ウェブ・ブラウザ」)。ケースバイケース?
- ?、!などの特殊文字は半角で。ただし & は…全角「&」or「アンド」?